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若さとは [青春]

年齢を重ねるにつれて、重みを増していく一遍の詩があります。
多くの経営者に愛唱され、マッカーサー元帥の座右の銘として
も有名な「青春」という詩です。

サミュエル・ウルマンという人が、なんと80歳の誕生日に記念
出版した「80歳の歳月の高みにて」に収められた一遍です。

学生時代に初めて知ったときは、特別に胸に応えるという感じ
でもなく、それなりにいい詩だなというぐらいでした。ですが、
年齢を重ねるにつれて、この詩の世界を実現することの難しさ
と素晴らしさが身に染みてきます。

多くの翻訳がありますが、私が一番秀逸で格調高い文章として
素晴らしさを感じる、今はなき「リーダーズダイジェスト」に掲載
された翻訳でご紹介します。



     若さとは                     
                        サミュエル・ウルマン

若さとは人生のある時期のことではなく、心のあり方のことだ。

若くあるためには、強い意志力と優れた構想力と、激しい情熱
が必要であり、小心さを圧倒する勇気と易きにつこうとする心を
叱咤する冒険への希求がなければならない。

人は歳月を重ねたから老いるのではない。理想を失うときに老
いるのである。

歳月は皮膚に皴を刻むが、情熱の消滅は魂に皴を刻む。
心配、疑い、自己不信、恐れ、絶望―これらのものこそ、
成長しようとする息の根を止めてしまう元凶である。

70歳になろうと16歳であろうと、

人間の心の中には、驚異に対する憧憬や星や星のようにきらめく
事象や思想に対する驚きや、不屈の闘志や来るべきものに対す
子供のような好奇心や、人生の喜びおよび勝負を求める気持ち
が存在するはずなのだ。

人はその信念に比例して若くあり、疑いに比例して老いる。
大地や人間や神から、美しさ、喜び、勇気、崇高さ、力などを
感じとることができるかぎり、その人は若いのだ。

すべての夢を失い、心の芯が悲観という雪、皮肉という氷に
覆われるとき、その人は真に老いるのだ。
そのような人は神の哀れみを乞うしかない。

   *      *       *        *

情熱の消滅は魂に皴を刻むなんて、ドキッとしませんか。
年を重ねていくということは、少年少女の時代に持ち合わせた
であろう、好奇心やわくわくどきどきの心持ちを失っていく過程
でもあります。

漠然と生きていると、体が弾力を失い若々しさを失うのと比例
する形で、好奇心も若々しい感性も急激に失われていく筈です。
老いていく現実は現実として受容しつつ、同時に見事な老い方
年の重ね方を追求したいものです。

やがて死ぬのは必然でも、悔い少なき旅立ちをしたいものです。
となると、必然的にそれまでの生き方が厳しく問われることでし
ょう。

年頭にあたり、自分自身が改めて深く噛み締めたい詩として、
皆さんにもご紹介した次第です。

      
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コメント 4

tommy88

問題を起こしてはいけない。
何もしなければ問題は起きない。
だから何もしなくなる。
哲学も理念も失った人生は廃墟です。
by tommy88 (2012-01-02 07:31) 

なん太郎

コメントありがとうございます。
「廃墟」とは至言ですね。「ずしり」ときました。

ありがとうございます。
by なん太郎 (2012-01-02 19:57) 

マローン

よい正月をお過ごしでしょうか。
若さ…たまに考えるときがあります。
肉体的には衰えたと言え、「普通」の方たちより
まだ若いかな、と思ってます。
そして精神的には…年相応に大人になったいるのでしょうか。
不安です。でも今の自分の状況を考えるとき、
「46歳で何やってんだかな。何で今頃こんなに勉強してるん
だろう。」「46歳なのにまだいろいろやって俺って凄い!」
こんな思いが交錯してます。
by マローン (2012-01-03 09:21) 

なん太郎

その両方の思い、「何やってんだ」と「凄い」という自分の思い
をバランスよく持ち合わせ大切にして生きていくことが大事だ
と思いますね。

ただ、同時に根底には自分を認め受容する姿勢が不可欠
ですし、でないと生きていくのが辛くなります。私もマローン
さんと全く同じ思いですね。社会のルートから外れた人間で
すので、なお更です。

でも、山の頂きに登ったり谷底に突き落とされしながらも、
最終的にはこの世を旅立つその瞬間に、どう自分の人生を
思えるのかが一番大事かなと思います。

その意味では、まだまだ勝負はこれからですよ。
お互い「人生これから黄金期と」いきましょう。


by なん太郎 (2012-01-03 10:19) 

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